お世話になっております。
ピッコロモータース代表|プロ道楽師のまるこフランキーです。
今日もバイク乗りのみなさんが興味ないであろう、インクの種類についてのお話。
ペンを構成する要素として、ペン先、素材、軸のデザイン、重量バランス、その他たくさんの要素がありますね。
三日三晩では語り尽くせぬ想いがありますが、それはまた後日。
とりあえず、インクの種類を、みなさんお馴染みのボールペンでお話してみましょうか。
まず、ザックリと大きく分けて、インクには2種類あることを憶えておいてください。
・水性インク
・油性インク
おい、ナメんな、そのくらい知っとるわ!と、月間4,000人から突っ込まれそうですが。
この2つには、ケチャップとマヨネーズくらい違いがありまして、役に立つ時が来るかもしれません。
まずは初級、水性と油性の違いから。
水性は、文字通り、水っぽい。
(正確に言うとちょっと違うのですが)
水っぽいインクは、紙に染みるイメージ。
ケチャップをシャツに垂らした時みたいな、ね。
一方で、油性。
お察しの通り、油性インクはマヨネーズです。
紙の上に乗っかって、ベトッとするイメージ。
以上、勉強になったかな?
ドヤる僕の前で、お前こそナメんな。とお怒りのみなさまの顔が浮かぶので、もう少し深掘りしていきますね。
では、多くのビジネスパーソンが大好きなフレームワーク『メリデメ』で。
いちばん2つの違いが出る要素で語ってみようと思います。(実務で使う『黒』だけで吟じます。)
メリット | デメリット | |
水性インク | 薄い書き心地で筆圧がいらない | 水に弱くにじみやすい |
油性インク | 水に強くにじみにくい | 硬い書き心地で筆圧がいる |
ほら、どう!?気になった?え、気にならない?
いるよねー。なんでもかんでも「気にならない人」
そんな人に、この言葉を贈ります。
『幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味を持っている人である。』
バートランド・ラッセル(イギリスの哲学者)
「ボールペンが油性か水性かなんてどうでもいいよ!それより効率的な稼ぎ方を教えてくれよ。」
そういう、目標以外に興味がない甘ちゃんが、カモにされるのがビジネスの世界なんだよ。
センスとは、選択肢の多さとそのチョイスの正確さ。
あなたが使ってるカウネットやモノタロウのボールペンにだって、水性か油性かありますよ。
もっと色んなことに広い興味を持とうよ。
え、「僕はジェットストリームしか使いません!」って?
あぁ、そうですか。Youtubeでも見たのかな?
『オススメのボールペン』かなんかで、検索したのかな、お疲れ様。
アクロインキは試したのかな?エナージェルは?エマルジョンは?
「僕は日本が世界で1番好きです!海外行ったことないけど。」って熱弁している若者と変わりませんね。
若さ故の過ち、その視野の狭さ、お気をつけあそばせ。
たった2つの選択肢におけるメリット・デメリットだけで、4つもマトリクスがあるんだよ。
そしたらさ、紙が小学校の時にプリントで配られた、わら半紙だったら水性・油性どっちをチョイスするよ?
正解は、水性です。
って言いたいところだけど、ボールペンの場合、半分正解で半分不正解。
水性の性格として、『薄い書き心地で筆圧がいらない』というのがあったね。
それは良いのだけれど、わら半紙は粒子が粗いから、ペン先が紙の凹凸を拾ってしまう。
焼きすぎてガサガサのトーストにジャムを塗る感じ。
0.5mmでは書き心地が不快なので、1.0mmのペン先で書けば、その不快感は改善されるかもしれないね。
けれども、1.0mmだとインクが流れやすくて、わら半紙の粒子の上を毛細血管のように文字が滲んでしまうでしょう。
だから、先生は赤マルをつけるとき、水性のフェルトペンで書くでしょ?
ボールペンではない理由は、そういうこと。
そしたら、油性の方がいいじゃん。
と思ったあなたは、浅い。
油性のデメリットで、『書き心地が固くて筆圧がいる』というのがあったでしょ。
ほら、わら半紙って強度がないから、下敷きなしで筆圧かけるとプチプチ穴、空いちゃうよね。
書いてみればわかると思うけど、ガサガサ系の紙に油性は合わない。
文字までガサガサになってしまう。
その点、水性の方がサッと筆圧かけずに速記できるし、疲れなくていいかもしれない。
結論:わら半紙には、0.7mmの水性ボールペンが良いかもしれない
という仮説が立てられるね。むしろ、ボールペンじゃない説が有力。
あるいは、わら半紙でなくても、漢字を書くときは、水性の方が良いかもしれない。
なぜかって?
トメ、ハネ、ハライがしっかり表現できるから。
油性は、筆圧かけて、ボールが転がってなんぼ。
だから、線が均一で、表現力に乏しい。
そんな理由で、絵やイラストを書くにも、水性の方がいいよね。
いかがでしたでしょうか。
どうせ興味ないでしょうから、ここまでの長文を読まれていないとお察しします。
いいのよ、自己満だから。
でも、気になってしまったら、ようこそ。
どんなに高級なペンを買っても、それが油性か水性か理解していなかったら?
場面に合わないインクだったら?
逆に場面を想定してペンを買うようになったら?
ようこそ、ペン道楽の世界へ。
コメント