お世話になっております。
モーターサイクルコンサルタント
プロ道楽師の、まるこフランキーでございます。
みなさま万年筆って持ってますか?
今は成人祝いに贈り物として、
プレゼントしたりしないのかな?
僕は、ですね。
僕の親は、僕にペンを贈っても、何も起きないことがわかっていたんでしょうね。
僕の成人祝いは、
「あなたのことはもう面倒を見ません。自分の責任で生きてください。」
という内容の手紙でしたね。
机の上にスッと置いてあった。
便せんとかではなく、
適当なそこら辺の紙に書いてありましたね。
当時は勉強とか大嫌いでしたから。
中学校卒業まで勉強しすぎて、
頭バカになっちゃってたんですね。
結果、大学1年生で4単位しか修得できず。
卒業基準が124単位なのに、
年間で40単位しか履修できない。
つまり、以降3年間、ひとつも単位を落とすことなく、フル単取らないと留年が決定するという背水の陣。
にも関わらず、
毎晩飲み歩いていた高等遊民でした。
結果、6年間大学にいましたけどね。
小学校か
そんな僕に、成人祝いで
万年筆をプレゼントしてくれる訳もなく。
で、今はどうか。
実は僕、今が人生で1番勉強しています。
最終学歴?
あれ関係ないですよ。
最後に勉強したのは、いつですか?
これが大事。
僕の武勇伝になってしまいましたが、万年筆に話を戻します。
と言いつつ、質問です。
「手のかかる子は好きですか?」
例えば、お肉。
ステーキはフィレなら食べられるけど、
赤身は無理。とか
豚肉はしゃぶしゃぶなら食べられるけど、
生姜焼きは無理。とか
例えば、アイスクリーム。
爽は美味しいけど、
エッセルスーパーカップは無理。とか
ガリガリ君は好きだけど、
ソーダ味以外は無理。とか
そういう偏食な人と付き合ったことあります?
会食の場所を考えるだけでも一苦労ですよね。
でも、その人が
とんでもない能力を持っていたら…。
ビックリマンシールの絵描きだった。とか
柿の種とピーナツの配分を考えた人。とか
シャンプーハットを考えた発明家。とか
超限定的な世界線において、
すごい能力を発揮する人。
あなたのまわりにもいますよね。
そんな、超限定的な場面において最高のパフォーマンスを発揮するのが、万年筆なのです。
万年筆の何がそんなに楽しいのか。
例えば、
舶来モノの高級万年筆を買った社長さん。
社長「まるこ君はさ、どんな万年筆使ってるの?」
ま「僕すか?え?ってか、何を書くときに?」
社長「え?じゃあ、サイン書くときに?」
ま「僕、芸能人じゃないんで。サイン書く場面無いんで。」
社長「あ、そうなんだ。じゃなくて」
ま「サインなら、日本製の万年筆が良いですよ。パイロットとか、プラチナとか。女性ならセイラーも良いかも。」
社長「え、なんで?」
ま「だって、筆記体でサイン書かないじゃないですか。漢字で署名するなら、海外の万年筆はインクが出過ぎて、トメ・ハネ・ハライができないんすよ。」
社長「そういうもの!?なんだよ、もう買っちゃったよ。結構したよ、これw」
ま「まあ、いいんじゃないですか?みんな始めはそれ買うし。」
社長「………。」
必殺マウント返し。
みたいな感じに100%なるわけです。
ガジェット系の雑誌に踊らされて、漢なら所有しておきたい1本、とか紹介されてるんですよ、今も昔も。
万年筆ってステータスなの。
でもね、1周まわると違うのよ。
ただの筆記具なわけです。
紙があって、筆記具がある。
紙が変われば、筆記具も変わる。
紙が変われば、書く文字の大きさが変わる。
書く文字の大きさが変われば、筆記具も変わる。
万年筆だけじゃないですよ。
ボールペンだってそう。
極めることに、終わりはないんです。
道具とは、そんなもんです。
僕ですか?
僕は、使う場面なんか無いのに、毎日5本の万年筆を持ち歩いていますよ。
そういうもんです。道楽とは
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