安物買いの銭失いなのか、銭がないから安物しか買えないのか

道楽な話

お世話になっております。

ピッコロモータース代表|プロ道楽師のまるこフランキーです。

最近立て続けに起こったある出来事から、ひとつの境地にたどり着いたというお話。

どんな出来事だったかというと。

電車に乗るときに列に並びますね。

僕は1番乗り、2列に並ぶのがルール。

2番の女性は僕の横に並びますね。

電車が来ます。

パッと見、席が1つ空いている。

良かった、座れそうだ。

ドアが開きます。

2番の人が僕の肩を押しのけながら、ササッと小走りで座る。

僕、1番だったのに座れない。

こんなことが1日に2回も起こりました。

遠慮というか、なんというか…。

まぁ、そこはいいんです。

僕は立派に大人の階段を登り始めたから。

そうではなくて、問題は、その人の服装です。

色合い、バランス、雰囲気、全て整っている。

ように見える。

整っているように見える、です。

バッグはCOACH。

いいですね、可愛いですね。

ちょっと痛んでいるかな…。加水分解、一歩手前くらい。

でもなんだろう、全体的に安っぽい。

お洋服、靴、アクセサリー、スマホケース、その全てが安っぽい。

僕は決して、安い物をディスっている訳ではないんです。

『安い』と『安っぽい』は違いますし。

ユニクロは安いですが、安っぽくはないです。

僕もユニクロ愛用者です。

僕がブランドより素材感を大事にするから、というのもありますが。

人によって、服に何を求めるかは違いますし。

素材感の割にリーズナブルで、お買い得感がある、だから『安い』

とにかくコストを抑えて、安さで勝負しながら、それに似せようとすると『安っぽい』

バッグ以外、全て安っぽいアイテムで武装したその女性は、1番乗りの僕に遠慮することなく、ガツガツ席に座るような人です。バッグも傷んでいたし…

卵が先か、ニワトリが先か。

安っぽいアイテムを着ているから、人間レベルがその程度なのか。

人間レベルがその程度だから、安っぽいアイテムしか買えないのか。

深い。

ところで、みなさんは、サラリーマンがなぜスーツを着るのか、ご存知ですか?

それが当たり前だから?

服選びがなくて楽だから?

ちゃんとしているように見えるから?

僕は、違うと思いますよ。

なぜ、サラリーマンがスーツを着るのかというと。

主張を隠せるから、だと思っています。

主張したら、仕事に影響が出る。

たとえば、ジャイアンツのユニフォームで、タイガースファンの人に営業に行ったら、間違いなく売れないわけです。

おぱんちゅうさぎのパーカーを着て、オリエンタルランドの面接を受けに行ったら、間違いなく落ちるわけです。

だから、無難なスーツを着るんでしょ?

主張しないとは、そんな感じ。

いやいや、オレはアルマーニのスーツでダンディズムを主張するぜ。

という、肉食系キン肉マンの人もいるかもしれません。

肉食系キン肉マンの成金コミュニティにおいては、人を見る大事な要素のひとつ、だろうけどね。

でも、そういう人達からしても、アルマーニかどうかよりも、全体の雰囲気から漂う着こなし感、本物感の方が、主張としてはインパクトがでかい。

スーツはあくまでも、透明感が大事。

この場合の肉食系キン肉マンのアルマーニチョイスは、人となりを通り越したオーバースペックであり、主張として逆効果かもしれません。

そもそも、アルマーニでドヤろうと思うこと自体、そのキン肉マンはグレードが低い。

ブランドを身に纏うだけではどうにもならない世界線に、まだ潜入することができていないのだ。

アルマーニは当たり前に着るけれど、会う人や場所によって、ダンヒルやポールスミスにすることもある。ブランドのカルチャーと、その場の雰囲気を絡ませて、遊び心を示すこともあると思います。

シルエットがシュッとしないから、生地からフルオーダーしたらアルマーニよりも高くなっちゃった、そんなこともあるかもしれない。

まぁ、つまり、何が言いたかったかというと。

スーツは主張するものではなく、カルチャーを纏うものであるということ。

僕の大好きなプロレスラー達の、個性豊かなスーツ姿を見てほしい。

一流になってしまえば、どこのブランドであるかなんて関係ない。

カルチャーを具現化するまでに昇華した個性に対して、スーツは邪魔をしていない。

浅いのか深いのか、その道を極めた者からは一目瞭然なので、お気をつけ遊ばせ。

ファッション知らんけど

イタリアなのか、ドイツなのか、アメリカなのか、ジャパンなのか。

オリエンタルで玉石混淆、ぐちゃぐちゃのカルチャーはバレる。

いや、バレない。普通は。

でも、気づく人がいる。

それが、感度が高く、その道を極めた者だ。

僕は、バイクのプロ。

多くのバイク、そのオーナー本人、住居、居住エリア、職業、ストーリー、性格、顔つき、服装、カスタム嗜好、膨大なデータが僕の頭の中に入っている。

30,000人ほどのデータが僕の頭の中には入っている。

キモイでしょ?

これを駆使すると、バイクを見ただけで、オーナーの人物像が浮かび上がる。

僕はこれを、異能力『バイクプロファイリング』と名付けている。

麻薬捜査の警官が、対向車の男性を見ただけで、「ちょっとお話伺って良いですか?」っていう、例のアレだ。

におう。

におっちゃうんだよね、その道を極めると。

そういう、嗅覚に優れた人間が、街を普通に歩いている。

だから外に出たら、あなたの行動はできるだけ、紳士淑女であれ。

なぜなら、僕ら嗅覚に優れた人間の、プロファイリングのエビデンスになるからだ。

僕らの資産がまた増えてしまう。

あなたは、見られていますよ。

嗅覚に優れた人間から、いろんな方向から。

つまり、僕が1番で並んだのに、2番の女性に席を取られたので、やるせないということ。

では、また〜

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