めんどくさい!バイクの慣らし運転は必要ないの?|回転数は?やり方は?失敗したらどうなるの?

バイクの話

めんどくさい!バイクの慣らし運転は必要ないの?|回転数は?やり方は?失敗したらどうなるの?

慣らし運転は必要ない!?

お疲れ様です。ピッコロモータース代表取締まられ役のまるこ氏です。

先日のセッションで、こんな質問があがりました。

「慣らし運転ってどうやったらいいの?」

「慣らし運転をした場合と、しなかった場合、どのくらい違いが出るの?」

そうですよね。高額のバイクを買ったのですから、大事に長く乗りたいですよね!

もし間違った方法で慣らし運転をしてしまったら…。どうなるのか気になりますよね。

今日は、バイク歴23年、バイクのプロとして5,000台以上に乗車し、プライベートでも20台以上を所有してきた僕が、慣らし運転の悩みを解決していきたいと思います。

ちなみに、慣らし運転には諸説あります。ご自身がそうと思えば、そう。

僕の考え方だけが正解ではありませんのでご理解ください。とはいえ、これから説明するやり方で、僕自身20年以上、不具合は出ておりませんので、ご安心いただければ。

慣らし運転のやり方

①準備体操をする

またまた~、『バイクの準備体操』とか言っちゃって、曖昧な表現しないでもっと具体的にノウハウを教えてくれよ!って思われたあなた。

あなたですよ、準備体操をするのは。

自分のことを言われていると、受け取れない、頭も身体も老化し始めているあなたのようなおっさんには、準備体操が必要。

オススメはラジオ体操。身体を柔軟に、少し動かして暖めるだけで良い。

「バイクに乗るために筋トレしないと~」みたいな。もっと言うと「将来のために貯金しないと~」みたいな人は、筋トレだけしておけ。バイクに乗りたいなら、今すぐ乗れ。

公道でバイクに乗るには、大きな筋力は必要ない。柔軟性と反応力があればなんとかなる。

YOUTUBEか何かで、例のBGMを流してやりましょう。

適当にやるんじゃないぞ!ラジオ体操には全ての動きが含まれているのだ。知らんけど。

あなたは、ベストキッドという映画を観たことがあるか?

窓を拭く動きが、カラテに通じるところがあるのだよ。それと同じだ。

ラジオ体操をしてからバイクに乗る。

慣らし運転はバイクを慣らすのではない。

慣らすのは、おっさんのお前自身、貴様の身体だよ!

ということで、ラジオ体操は、全てのバイクの動きに対応できます。アメリカンからスーパースポーツまで、新しいバイクを操作するための全ての動きが含まれています。

バイクの心配をするより、あなたが下手こいて立ちゴケしないように、ラジオ体操をしたほうが効果が高いです。

②考え方を変える

こいつ動くぞ、半端な気持ちで乗ってると、飛ぶぞ!!

常に頭はクリアにしておけ。バイクに乗るには、冷静と情熱の間だ。

「今日はSNSで知り合ったグループの人と走る。しかも、納車したばかりの新型車で登場する俺。みんなが俺を注目するだろう。独身の女性もいるらしい…。同じ鈴菌だし、ワンチャン、ご飯からの~?」

そういうニヤニヤ妄想は捨てていけ、散るぞ!!

絶対に格好つけるなよ?

格好をつけることが命取りになる。

とにかく、運転に集中をしろ。

ウインカーとホーンを間違えても、焦るなよ。ゆっくりでいいんだ。

インカムで、トイレに行きたいと言い出せない。自分に正直になれ。

バイク用品店の駐輪場でアクセル吹かすなよ。アホ、丸出しだから。

貴様はダサい。だが、ダサくてもカッコいいという、信念を持て。

バイク乗りなんぞ、誰も自分以外のバイク乗りを見ていない。

つまり、貴様なんぞ、誰も見ていない。何もしなくて良い。

だから、大丈夫。焦らず、ゆっくりでいいんだ。

イキるな、格好をつけるな。

間違っても新型車のレビューをペラペラと話すなよ?その話したい欲求が危うい。

お前の話したいことなんぞ、興味はない。特別仕様とか、スペックとか、どうでもいい。

ただし、質問されたら、その質問内容だけには、答えていい。

そういう風に、考え方を変えなさい。

バイクの心配をするより、あなたのバイクライフがダサいものにならないように気をつけることのほうが大事である。

訓示:貴様なことなど誰も見ていないから、イキるな。

③慣らし運転

運転は丁寧に。以上。

運転を丁寧にしてあげれば、慣らし運転は必要ありません。

そう言うと、必ず反論が返ってきます。「だって初回のオイル交換で鉄粉すごいよ!?エンジンの部品が削れてるんじゃないの?」

(以降、僕の個人的見解です)

慣らし運転の1,000kmほどで、エンジン内部の金属パーツが馴染む説。

1,000km程度でバリが良い感じに削れて、金属同士が馴染むなど、現代では、ない。

その程度でエンジン部品が削れてしまうのであれば、何万キロも持ちませんよ。

とはいえ、本当に馴染むパーツも存在します。

それは、摩擦が起こる部分。例えば、ブレーキパッド、サスペンションの摺動面、タイヤetc…

これらは慣らしてあげたほうが良いです。ここでいう「良い」とは、「安全」に変換いただくのがわかりやすいかと。

やり方ですが、特にありません。丁寧に乗ること、これにつきます。

「急」な操作をしないで、適度な入力をしてあげるだけ。それで、慣らし運転は充分です。

安全に1,000kmほど走れば、身体がバイクに慣れてきます。

バイクが物理的に慣らされてスムーズに動くようになるわけではない、慣れるのはあなた自身。

そう、バイクの慣らし運転とは、あなたがバイクに慣れる期間のことである。

それでは今日はここまで。ではまた〜

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