紹興酒に完敗した夜。出荷された僕が学んだ「止まない雨はない」という話
お世話になっております。
プロ道楽師のまるこフランキーです。
日曜の今朝は、電車の座席をソファーベッドとして、完全に伸びをしながら気持ちよさそうに寝ているオッサンがいました。
大型犬と一緒にセミダブルのベッドで寝ている僕よりも快適そうです。
まぁ、網棚の上で寝ているよりいいか。あれ、身体めっちゃ痛いですから。バッキバキよ
かくいう僕も、経営大学院で、経営戦略の単位が修了した時の打ち上げで、紹興酒をいただきまして、麹町から高尾まで出荷されたことがありました。
真冬の2月に終電で高尾。
「高尾山、高尾山まで来た。寒い。携帯の電池が切れそう。」
電話を受けた妻は、「わかった、そこから絶対に動くな!」とだけ僕に伝えて、高速で2時間、迎えに来てくれました。
氷点下の高尾駅前で、気持ちよさそうな表情でうっとりしていた僕。
娘と妻は、ヤクザ映画の監禁スタイルで僕をクルマに格納し、無事に自宅まで送り届けてくれたのでした。
カッコよかったなぁ、妻。
僕もそういう大人になりたい。
その後はもう、経営戦略どころではないですよね。
まずは、お前が、家庭内で、復権する戦略を立てろ、話はそこからだ。
あの経験があったからこそ、今の僕がいます。
どんなにツラい経験も、ずっと続くわけではない。
諦めないで。
止まない雨はないのです。
妻とふたり、馴染みの街中華。
今日が結婚記念日だと伝えたところ、「そんな大事な日に来てくれて、ありがとうね!」と、ママが瓶に入った紹興酒をプレゼントしてくれました。
危険が、あぶない。
僕は、本能的に、察知しましてね。
「ありがとうございます。では、いただきます。」と、大いにへりくだって、ちびり、ちびり、といただきましてね。
二軒目で、ししゃものようなあぶった魚をいただいたところまでは憶えているのですが。
三軒目のスナックで、銀座の恋の物語を妻とふたりで唄って、4軒目のバーでは泣いていたそうです。
紹興酒に、完敗。
まるこフランキーでした。ではまた。



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