お世話になっております。プロ道楽師のまるこフランキーです。
ロロマクラシックM5をお使いのみなさんに質問です。
ロロマM5のペンホルダーには何を差していますか?
僕はプロフェッショナルギアスリムミニか、ユニボールゼントシグニチャーモデルを気分によって差し替えています。
ここにたどり着くまでには、莫大な投資とリソースを投入してまいりました。まだM5のペン迷子問題が解決していない方は、参考にしていただけたらと存じます。
そもそも、なぜロロマM5はペン問題が勃発するのか。
これは、いくつかの要件が複雑に絡んでいることが上げられます。
まず、小さいこと。本体が小さいので、普通のペンだとはみ出してしまいます。
ペンの全長が本体サイズに収まったとしても、クリップの位置によっては、1cmはみ出てしまったり。それでも全然気にしないよ、という方であれば簡単なのですが…。
終業式に上履きを持って帰っても、夏休みの間に洗わずに、結局そのまま持って行ってしまうような僕でも、さすがにペンの出っぱりは気になります。
それだけは、許せない。
つぎに、見た目がクラシックなこと。ロロマクラシックというくらいですから、ハイテクなペンが似合わないことが上げられます。
まぁ、ハイテクなペンって、そもそも長いじゃんっていう、それを言ったらおしまい感はありますが。
最後に、ロロマクラシックはシステム手帳であるということ。プロッターもそうですけど、バインダーなんですよね。
当たり前っちゃ当たり前なのですが、バインダーって紙が閉じノートの様に固定されていないんですよ。
だから何、って思うじゃないですか。
紙が固定されていないということは、ペンを持たない方の手で押さえないと、紙がズレて書けない。安定した場所でないと、筆圧がかけられないということになります。
となると、、ペンの選択肢ってどんどん無くなっていくわけですよ。
もう、ロロマのM5やめて、極小のキャンパスノートでよくない?って、なんども心が折れかけました。
でも、僕はプロの道楽師。ここで諦めてはいけない。みなさんのために投資しましょう。そういう高貴な思いでたくさんペンを買ってきました。
みなさんのために。
これ、みなさんのためですから。
僕の為じゃない。
さて、筆圧を掛けられないという課題をクリアしていくためには、インクの粘度を柔らかくしていく必要があります。
筆圧は掛けられないのだから、シャーペンは無理。
メモが本業のロロマM5なのに、デスクの上でお上品に下敷き使って書かないと老眼の僕の目には薄くて見えないシャーペンの字など、無価値。
ここでショート軸のシャーペンへの甚大な投資が、無駄になりました。いいのよ、君たちには別の事業で回収してもらうわ。
となると、ジェットストリームかアクロインキか。みたいな議論に突入するかと思いきや、僕の結論は。
魔改造しない限り、この2つの油性インクでロロマM5にピッタリのペンは、ない。
ちなみに短さで言うと、Acro500というアクロインキ搭載のボールペンがピッタリです。これは、マジでピッタリ。
もうこれでいいじゃん、と思う方は、これでいいと思います。この際、ジェットストリーム派のみなさんもアクロインキに乗り換えて、この先も読まなくておk。
でもね、油性インクはやっぱりロロマM5にはデメリットがありすぎるのよ。
ペン本体が長い、筆圧が掛けられない、不安定な場所で書けない、ダマになる、、。
ダマになっちゃうと、裏抜けしたり、ただでさえリフィルの種類がないM5を、リフィルを諦めるか、ペンを諦めるか、ファイナルアンサー状態。
もう、デメリットがありすぎるのに、メリットがない。
見た目もドンピシャ、収まり感もドンピシャ、でも油性。13,000円の伊東屋オリジナル、ロメオNo3ミニペンを諦めるのは、勇気が必要でした。
でもいいのです。
みなさんのために、僕は油性をやめました。
じゃあ、万年筆にしよっか。
ということで、もう、アレかアレしかないでしょ。
まず、カヴェコ。
カヴェコは、メッチャ惜しい。
なぜなら、クリップがついていないから。別売のクリップつけてみても、あれ、イライラしませんか?
Youtubeで紹介しているみなさんは、あのクリップで満足しているのでしょうか。メリットばかり伝えていませんか?
ということで、カヴェコはダメでした。
んじゃ、プロギアスリムミニしかないよね。
いいね!なんとかペンホルダーに入る。
書き心地はお墨付き。
なんとかね、なんとか入るよ、こうやって革が馴染んで伸びてくればね、むぎゅ、むぎゅっとな。
ってやっているうちに、心にポッカリと穴が空いたような、木枯らしがすぅーっと。そして、心の声が…。
そのプロギアスリムミニ、高かったよね?どうする?メモなのに、咄嗟に刀を抜けない侍の様ですよ。使い続ける?それとも、いったん筆箱に戻す?
この為だけに買ったプロギアスリムミニですら、筆箱に格納されるという暴挙。
もう、ホントにこの子ったら、お姫様なんだから。
もはや、憎らしさすら感じるロロマM5。
罪である。
そうして僕が今、何を差しているかというと。
冒頭に申し上げた、ユニボールゼントシグニチャーモデルでございます。
この子、若干の近未来デザインとなっておりまして、クラシックかというと、そうではないのですが、ここまで書きましたとおり、これ以上がないのですよ。
どうにかしてくださいよ、筆記具業界のみなさま。
ちなみに、ユニボールゼントシグニチャーモデルは、デザイン以外は、ほぼ及第点。
長さは、ギリギリおk。
5mmくらいはみ出るけど、許す。
太さもちょうど良く、数多のペンを拒んできたロロマM5さんのペンホルダーのキャパ範囲内。
インクはさらさらで、筆圧掛けずとも書くことができるし、字も濃いから老眼の僕でもしっかり認識することができる。
字の太さも、0.38mmの替え芯に差し替えれば、おままごとかよ!っていう小ささのリフィルに満足な量の情報を書き込むことができる。
ということで、暫定なのですが、ユニボールゼントシグニチャーモデルを相棒にしています。
あとは、ゼントインクにブルーブラックが出てくれれば、ほかのショート軸のボールペンに挿入して魔改造するのですが。
それは、また今度。
まるこフランキーでした。
ではまた。


コメント