あの頃のG-SHOCKは、光も名前もカッコよかった。
お世話になっております。
ピッコロモータース工場長☆プロ道楽師のまるこフランキーです。
さて、本日は、G-SHOCKにかつて刻まれていた「FOXFIRE(フォックスファイア)」の話です。
FOXFIREとは、90年代〜2000年代初頭のG-SHOCKに搭載されていたELバックライトの名称。
英語では“キツネ火”とか“燐光菌”と訳されるらしく、自然界でぼんやり光る不思議な現象を意味していたりします。
まぁ、そんな学術的な話はどうでもいいじゃん。
とにかく、当時の僕らからしたら、カッコよかったんですね〜。
あの頃のG-SHOCKは、実際のスペックじゃない。
機能名の響きと、スペック表示の多さで、心をつかみにきてたw
ALARM・CHRONO・WATER 20BAR RESIST・PROTECTION…
クルマでも、DOHC TWINCAM 16 VALVE みたいな(*°∀°)=3
軽自動車にもスペック表記があったよね!
ボタンを押すと、青白く光る文字盤。
今でこそ「スーパーイルミネーター」とか「高輝度LED」とか、性能勝負の名称ばっかりだけど、あの頃はただ“光る”ことに名前をつけていた。
“光”にロマンを見出してたんですよ。いい時代でしたね
少年まるこフランキー(当時)は、夜に布団の中でこっそり光らせては、「未来っぽい……」とトキメキまくってました。
計算ドリルをやるときも、無駄にストップウォッチを起動させたり。
最近さ、フリマアプリや中古ショップでG-SHOCKを見ても、「FOXFIRE」と書かれてるモデルは意外と少ない。
それもそのはずで、絶滅危惧種なんだよね。
いやもう、本気(マジ)でエモいとしか言いようがない。
FOX FIREは、ただの“型番”や“機能名”じゃないのよ、わかるかな。
CASIOの物語を背負ってる感があるんよ。
「おれのG-SHOCK、FOXFIREで光るんだぜ」……って、なんかカッコいいでしょ?
響きだけでワクワクさせてくるあたり、昭和〜平成初期のセンスの粋を感じるじゃん。
最近のG-SHOCKは高機能で、かつ壊れなくてすごいけど、ちょっと、“味”が足りない。
GPS・ソーラー・電波・Bluetooth・スマホリンク、もちろんそれはそれで素晴らしい。
進化って、そういうものだけど…。
でも、僕ら道楽者ってやつは、“機能で測れない部分”を愛したいんだよね。
「光る」んじゃない「FOXFIREなんだ」っていうねwww
無駄にこだわった言葉の置き方にこそ、僕らは惚れる。
僕のFOXFIREは、当時物の新品をヤフオクで入手した宝物。

もはや野暮ったささえもかっこよくて、デジタル製品も時代が1周した感あるよね。
もしかしたら、あなたの家にも、押し入れの奥にG-SHOCKが眠ってるかも。
そのガラスに“FOXFIRE”って書かれてたらエモくない?
電池を入れて、ボタンを押して、青く光るかどうかやってみてよ!
デジタル表示の時刻と一緒に、少年の記憶がちょっとだけ浮かび上がってくるかもしれませんよ。
というわけで、本日はFOXFIREの思い出でした。
ではまた〜。
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