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ポメラのアウトライン機能がすごいレビュー。書く人の思考を見える化する相棒

ポメラ アウトライン レビュー DM250 お堅い話

ポメラのアウトライン機能がすごいレビュー。書く人の思考を見える化する相棒

アウトライン機能にハマった瞬間

お世話になっております。プロ道楽師のまるこフランキーです。

ポメラのアウトライン、ちゃんと使ったことありますか?

とある日の帰宅途中。キングジムさんのYoutubeを見ていてら、開発者の方が「アウトライン機能便利なんで!みなさん使ってください。」と仰っていました。

はて、アウトライン?そんな機能があるんだ?

正直なところ、これまでポメラを「テキストを打つための道具」としてしか見ていなかった僕は、「メニューには表示されているけど、なんだこれ?まいっか」程度に捉えていました。

はじめは興味本位で拝聴していたのですが、いや、これは便利かもしれない。ということで、この記事は早速、アウトライン機能を使って書いてみることにしました。

はじめは「見出しを並べるだけの機能でしょ?」と、ポッキーのビスケット程度に軽く見ていたのですが、使っているうちに、「あ、これは自分の思考の流れが見えるツールだ」と気づいたのです。

アウトラインは構成ではない

アウトラインを使っていて一番驚いたのは、自分がいかに骨格を意識せずに文章を書いていたかということです。

書きながら、「あ、これも言いたい」「これも入れとこう」とどんどん枝葉が伸びていく。そうしているうちに、文章の幹がどこかへ行ってしまう。

もちろん、勢いで書くのも悪くありません。勢いで生きているから

でも、ライターとして仕事をしていると、どうしても構成が問われる瞬間がある。

プロは「これは削ろう」「これは後半に回そう」と、言葉を削りながら整えていく作業が大事。

「完璧とは、付け加えるものがなくなった時ではなく、取り除くものがなくなった時である。」サン=テグジュペリ

つまり、ポメラスキーライターの端くれを支えてくれたのが、このアウトライン機能ってこと。

フレームワークを使いながら構成を考えるというより、書きながら構成を見せてくれるしね、便利便利。

そして、アウトラインを使っていると、考えがどんな順序で広がっていくかが手に取るように見えてきます。

  • アイデアを出す。
  • 並び替える。
  • 流れを見る。

この3つの動作だけで、自分の思考の跡が浮かび上がります。「僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる」そういうことです。

よく「アウトライン=構成」と思われがちですが、ポメラのそれは実際には少し違います。これは、構成を「決める」ためではなく、思考を見渡すための地図のようなもので、議事録とか、メモとか、後からアウトライン化できる。

見出しを立てて並べるだけで、自分がどんな順番で考え、どこで脱線しているのかがわかる。つまり、書くというより、思考を観察するという感覚に近いのです。

書きながら考える派にとってのポメラ

僕のように、「まず書いてから整理するタイプ」の人には、アウトラインが本当に合います。

頭の中で構成を決めるよりも、書きながら考えたほうが早い。だからわざわざポメラを使っているんじゃん。という僕達、OUT老(アウトロー)でカッコいいじゃありませんか。

でも、書いているうちに全体を見失う。ぶっ

そんなときに、アウトラインを開くと、見出しが道しるべのように並んでいて、「あ、今ここを書いてるんだな」と安心できるんですよねー。

書き進めながら見出しを生やし、あとで順番を入れ替える。コントロール↑、コントロール↓で何万文字あっても一瞬でジャンプ出来るし、使っていると便利すぎてポメラを見直しちゃう。

最早、アウトラインを使うためにポメラを買ってもいいかもしれない。

頭の中のもやもやを、目の前の画面に広げていくツールとしてアウトラインを見ていると、自分の思考を一枚の紙に展開していくような感覚になりますね。

文章を「書き上げる」よりも、「育てる」──そんな表現がぴったりくるのです。デジタルコンテンツって、簡単に修正できるから。育てる感覚って、悪くないんジャマイカ?

アウトラインから見えてくるもの

アウトラインを整理していると、「どこが主題なのか」が自然と浮かび上がってきます。金田一耕助がオープニングで歩いていると、第一村人が犯人だった、みたいな。

文章というのは、書いているうちにテーマが変わったり、話が脱線したりします。でも、アウトラインで見出しを並べると、俯瞰したときに「この話、いらないな」と冷静に判断できる。

(このブログ自体、いらない話ばかりだけど。)

見出しを整理することは、思考の枝葉を落として幹を残す作業じゃん?文章を磨くというより、むしろ思考を削り出していくような行為のはずなんだけど、ヒトは失うものを過大に評価しがち。せっかく書いたしなって

「自分は何を伝えたかったのか」を、アウトラインのツリー構造が静かに教えてくれます。怒られないし、安心安全。自分で気づくわけだから

他のツールにはない感覚

ポメラのアウトラインには、派手さがありません。そもそもポメラの画面自体モノクロだしw

マインドマップのように勝手に色分けされたり、「四角の縁は滑らかにしようかな〜」とか「矢印を点線にしてみようかな」とか、邪念が生まれない。パソコンで出来ることってほとんどがジャネンバだよ

でも、ポメラのその静けさがいいんです。

文章を書く人にとって、必要なのは考えるための余白だけ。ドーン

ポメラのアウトラインは、まさにその余白を保ちながら、思考を整理してくれる空間なんですな。

Wordのように機能が多すぎず、テキストエディタのようにただの入力欄でもない。

「考えるためのモード」として、これほどバランスの取れたデバイスは、なかなかありません。どう、欲しくなった?

書き終わったあとに思うこと

原稿を書き終えて俯瞰してみると、「ああ、僕はこういう順番で考えていたのか」と気づくことがあります。

構成を組むというより、自分の思考のパターンを観察しているような感覚です。

人間って、意外と同じような順序で考えるものなんですね。クセがある

だから、書き終えたあとにアウトラインを見返すと、「次はこの順序を変えてみよう」と、自分の思考の癖を修正するヒントにもなる。たまにはPREP使うかな、とか

ポメラのアウトラインは、ただの文章補助機能ではなく、自分の考え方を映し出す鏡のような機能なのだと思います。


まとめ:ポメラのアウトラインは至高(思考)

速く書くことよりも、考えの流れを大事にしたい人には、この機能がとても向いています。

ポストイットみたいに、気の向くままにアイデアを並べて、構成を眺め、自分の思考を描いていく。その静かな作業が、自分の考え方を少しずつ整えてくれる。

僕にとってポメラは、「メモ帳」でも「原稿ツール」でもなく、自分を整える脳の補助装置のような存在なのです。

だから僕は、今日もポメラを開くたびに、詩人になったかのように。──「さて、今日はどんな考えが生まれるだろうか」と、悦に浸るのです。

そして、心理的安全性を保たれながら、誰も興味のなさそうなことをつらつらと書いて、勝手にうぬぼれて良い気分になったら、「今日もいい仕事した。」と、大満足で眠りにつくのです。

まるこフランキーでした。ではまた。

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