オープンカーは冬の寒い日に乗るべきか
お世話になっております。
ピッコロモータース代表プロ道楽師のまるこフランキーです。
今朝、ダウンジャケットにマフラーを巻くくらい寒い日にね、屋根を開けて走っている車を見たんですよ。
「バカかな?」って思うでしょ?
「バカじゃないんだな、コレが。」というお話。
僕はプロの道楽師なので、当然乗ってましたよ。
オープンカー。
リトラクタブルヘッドライトのユーノスロードスター。NA8C型。
皆さん勘違いしていることが多いのですが、夏、道の駅でバイク乗りが休憩していると。こう聞くでしょ。
「バイクは風を切って、気持ちよさそうですね。」
いやいや、夏の風を浴びたって、バイクは気持ちよくなんかないよ。むしろ、熱いだけの拷問だよ。
それと同じで、オープンカーの人にも同じようなことを聞くでしょ。
「オープンカーは風を切って、気持ちよさそうですね。」
いやいや、風なんて感じないから。オープンカーは。しかも、夏なんかに屋根を開けたら、頭焦げるから。ワンチャン、数時間でハゲるかもしれない。
オープンカーはね、冬に乗るものなのだよ。
風なんて巻き込まないから、暖房をつけていれば足下はぽっかぽか。
肩まで暖かい。顔だけが少し寒いという状態。
これって、皆さんも体感したことある状態なんだよ。
露天風呂。
あれって最高だよね。全身緩んで、顔を赤らめたニホンザルみたいにほっこりしちゃうよね。まぁ、僕らも猿だからね。
そうなのよ。冬のオープンカーは露天風呂なのよ。
最高じゃない?
最高だよ。
暖房がもったいないって?
車の暖房は、エンジンの熱を使っているだけで、廃熱なんですよ。ですから、空に放出するより、人間を暖めた方がエコ。
僕はプロ道楽師なもんで、エアコンがついていない車ばっかり乗っていましたけど。中には、暖房もついていない車もあって。
どういうこと?って思うでしょ。
車の暖房は、エンジンの熱を水で吸収して、それを熱源として利用しているの。
エンジンにとっては、沸点が100℃以上にならない水と接していることで、オーバーヒートしなくて済むんだ。
持ちつ持たれつってヤツですね。
でもね、世の中には、エンジンを水で冷やさないヤツが存在するんですよ。いや、正しくは、存在したんですよ。
それが、空冷の車ってヤツですね。
1970年代には、空冷の車が存在した。
その子はね、エンジンルームと運転席の壁にね、小さいドアがついていて。
そのドアをパカッと開けると、エンジンルームの熱気が人間の居住空間に入ってきて、それが暖房になるの。
よく考えたよね。
でもね、よく考えてよ。
臭いの。
ガソリンの匂いとか、排ガスとか、車内に入ってくるの。
寒いか、臭いか、どっちか選べって話。
ね、オープンカーって最高でしょ。
ではまた。
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