いつもお世話になっております。
みなさんはバイクに乗る人に、どんなイメージをお持ちでしょうか。
僕は正直、バイクに乗る人はバカだと思っています。
バイク乗りが自分らのことを褒め称える意味で「バカ」を使うことはあると思います。
バイクバカとかね。
バイクは、バカしか乗れないとかね。
わかるよ
そうではなくて、単純に「バカじゃん」と呆れるようなことが多いのがバイク界隈。
最近のインフルエンサーたちは、何をしてるのかなー?
一時期わんさか湧いたYouTuber達は、どうなっているのかなー?
トレンドとしては、
◇芸能人がバイクを買ってワイワイ。
◇女の子が肌を露出してレンタルバイクでインプレ。
◇買ったばかりのバイクを「速い、ヤバい、気持ちイー」と、インプレしているおっさん。
◇Xで炎上した時事ネタに持論を展開、他者をディスっている老害。
このあたりが再生数、数十万レベルですね。
それよりもっと下のレベルになると、
◇編集なしのツーリング動画垂れ流し勢。
◇ヤン車に絡まれただの、セダンに幅寄せされただの、爺さんの軽トラに煽られただの、交通自警団系。
◇散った系(事故ストーリー)
もうね、バイク業界は前途多難ですよ…。
Google(Youtube)のアルゴリズムは勉強する努力はしているから、「それはお前のYoutubeだからだろ」という愚問はしない方がいいよ?論破するから。
そうではなくてさ、ね。
ちゃんねる登録者数がそのまま影響力につながるとは、一概に言えないけれども、みんなが見てることには変わりないよね。
その上でさ
どこかにインテリジェンス溢れるバイク乗りはいないものか。
僕が言う『インテリジェンス』とは、例えば『プレミアム』と『ラグジュアリー』の違いや、『ビンテージ』と『オールド』の違いとか、そういうニュアンスを言語で操る人のこと。
この時点で、「お前、何言ってるかわかんねーよ。そんな小難しいこと言ってないで走ろうぜ!バイクは走ってなんぼだろ!」という人は退出いただいて結構です。
この先の日本で、モーターサイクルが高貴な趣味として生き残り、人生を豊かにする道具として愛され続けるにはどうしたら良いのか。
試しにAmazonで『バイク』の本を探してみて欲しい。
大体が雑誌かムック本で、内容は特定の車種の紹介、ライディングテクニック、カスタム事例などがほとんどだと思う。
今度は『剣道』の本を探してみて欲しい。
勝ち方、身体作りなどのノウハウはもちろんのこと、精神論、武士道、哲学、偉人伝と、文字の情報が多くなる。
剣道は、言語化が完成している。
これは、どういうことか。
まず、バイクは歴史が浅い。
工業製品として人間を乗せて走るようになったのは、せいぜい100年くらい。
歴史が浅いということは、情報の蓄積が乏しい。
もっと言うと、哲学まで到達していない。
50年あまりで黎明期から、成長期を経て、成熟期までとなったバイク業界。
当時の技術者達は高度経済成長まっただ中。
哲学を残すよりも先に、売れるもの、新しいもの、革新的なものを世に出すことで必死だったのではないか。
それはそれで大変なことで、僕はリスペクトしている。
けれども、僕が大事にしたい文脈が、残っていない。
偉人達の頭の中に哲学として存在していた「オートバイとはなんぞや」という核の部分は、消え去ってしまった。
そしてまだ、衰退期を経験していない。
このあと確実に衰退期が訪れる。
脱線した。
とにかく、バイク乗りは想像力と言語化能力が乏しい。
それで構わないと思っている、いわゆる、快楽主義者達だ。
言語化能力はお金を得る力に比例する。
というのは、乱暴ですが、収入を得ようとしている背景がある前提では、言語化能力が必須であると言うことはご理解いただけるでしょう。
そして想像力。
リスクを数値化し、金額に置き換えた場合、支払った方がコスパがいいことを、バイク乗りはしない。
リスクは不安要素でなく、経費だ。
バイクに乗る上で必要経費をケチり、ファッションで乗ることをなんとも思わない想像力のなさ。
「散りました(事故りました)身体が動くようになるか心配です。こんな俺ですが、バイクに乗れるようになったらまた遊んでください。」
ごめんやけど、構いたくないし、公共の場であるSNSに、管だらけの身体と病院の天井の写真をアップして、いいねを欲しないでくれよ。
そういうところだよ、バイク乗り。
もっとインテリジェンスを以てバイクを語りませんか。
僕と一緒に。
引き続きよろしくお願いいたします。
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