プロが教える地震対策!地震からバイクを守るためには。サイドスタンド・センタースタンドどちらがオススメ?
震度5程度からバイクが倒れる可能性が高くなる
地震大国日本。最近、震度5程度の地震が多くなっている気がしませんか?
バイクが倒れる可能性が上がるのは震度5程度からと言われています。
どのように保管すればバイクが倒れづらくなるのでしょうか。一緒に考えてきましょう!
本記事では、簡単にできる地震対策についてお話します。
センタースタンドはNG!
センタースタンドとは
センタースタンド本来の使用用途はメンテナンス用です。
前輪・後輪を浮かせて注油をしたり、部品の交換をする際に使用するスタンドです。
センタースタンドの不安定さ
センタースタンドでバイクを止めたときの接地面は、「前輪」「センタースタンド」の直線的な2点です。厳密には、センタースタンドの接地面だけで2点ですので、底辺の狭い2等辺三角形の3点にはなります。
しかしながら、センタースタンド幅は広くはありませんので、バイク進行方向での2点支持と言っても過言ではありません。直線的な2点支持でのバイクは揺れに弱く、地震の際に倒れやすくなります。
サイドスタンドでの保管がオススメ
サイドスタンドの安定感
サイドスタンドを使うと、地面との接点は「前輪」「後輪」「サイドスタンド」の大きな三角形になります。面積の広い三角形の3点でバイクを支えるため、センタースタンドの場合より安定性が高くなります。
このように、通常の保管はサイドスタンドが基本ですが、サイドスタンドでも弱点があることを把握しておきましょう!
サイドスタンドには弱点もある
サイドスタンドは、バイクの重さが掛かっていないと不安定になってしまいます。
また、車体が前方向に動いた際、スタンド自体がバネの力で「パタン」と格納されることにより、転倒のリスクが高まります。
出し切っていない状態のサイドスタンドに気が付かず、バイクを倒してしまった経験がある人もいると思います。
+αの対策
サイドスタンドの弱点を+αの対策をすることで、より転倒のリスクを減らすことができます。
ギアを入れる
サイドスタンドの弱点は、バイクが前に進んでしまうことによる、サイドスタンドの自動格納にあります。であれば、バイクが前に進まないように対策をしましょう!
対策として1番簡単な方法は、ギアを入れることです。
ギアを1速に入れてクラッチをつないでいれば、バイクが前に動くことできなくなります。バイクが前に動かなければ、サイドスタンドが格納されるリスクも減らすことができ、地震による転倒を大幅に低減できます。
また、後輪の前に輪止めを置くことで、より前進による転倒防ぐことができますね。
ドミノ倒しを避ける
どんなに自分が対策をしていても、隣からバイクが倒れてきたらさすがに支えることはできません。
運良く自分のバイクは倒れずに、ドミノ倒しを止めることができても、キズは避けられません。
住宅事情によりますが、できるかぎり隣のバイクとの間隔は空けるようにしましょう。
ギアを入れて、サイドスタンドで保管する対策は、自分のバイクだけでなく隣のバイクを守ることにもつながります。
まとめ
バイク保管の地震対策は、以下のとおりです。
- サイドスタンドで保管
- ギアを1速に入れる
- ドミノ倒しを避ける
ドミノ倒しを避けるのは住宅事情もありますので、致し方ないところでもあります。
もし、愛車を自然災害から守りたいと切に願うのであれば、コンテナ保管をオススメします。
コンテナでは、前輪をロックするスタンドや、タイダウンによる固定ができます。
<コンテナ保管>を自宅周辺で探すこれらのアイテムを使って愛車の保管ができれば最高ですよね。
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