『道具』と『道楽』の違いを知れば、もっと楽しめる人生が待っている、というお話。
お世話になっております。
ピッコロモータース代表☆プロ道楽師のまるこフランキーです。
今日のテーマは『道楽』と『道具』の違いを知れ、というお話。
僕はプロ道楽師として、その苦楽を味わっているわけですが。
道楽は、その本質を見極めることで、人生がさらに豊かになりますよ。っていうご提案でございます。
さっそくですが、「道具」と「道楽」って何が違うんですかね。
道具とは何か。
まずは「道具」について考えてみますか。
道具は、目的を達成するための手段です。
例えば、ハンマーは釘を打つための道具。(僕レベルは玄能と呼びますけど)
クルマは移動のための道具じゃん?
スマホはコミュニケーションや情報収集の道具ですね。
道具には明確な目的があって、そのために設計されていることが大前提よね。
僕の仕事で言えば、ぶっちゃけ、バイクも道具のひとつ。
通勤や配送のために使う人にとって、バイクは移動手段、つまり目的を達成するための道具です。
道具は便利で効率的ですが、それだけでは何か物足りない。
そこで登場するのが「道楽」だと思うんだな。うん
道楽とは何か。
道楽とは、目的や効率を超えて、純粋にその行為自体を楽しむこと。
例えば、釣りが好きな人にとって、魚を釣ることは、目的の一部にすぎないって話。
釣り竿を選ぶ楽しみや、川辺での静かな時間、魚との駆け引き、魚臭い手を洗う行為、それらすべてが道楽なのだけれど。
意味わかります?
ついてきてますかー?
バイクも同じ。
通勤や移動の手段としてのバイクが、休日にはエンジンの鼓動を感じながら、風を切る瞬間に変わる。
詩的になるのですよ、ポエム。それが道楽。
道具が道楽に変わる瞬間
では、道具が道楽に変わるのはどんな瞬間だと思いますか。
愛着を持った瞬間
道具がただの道具でなくなるのは、愛着を感じ始めたとき。
例えば、バイクに名前をつける人っているじゃん。
HONDA NSR250R-5SP MC28を『本田速人』と名付けてみる。
「はやとー、今日もよろしくね。今日はナナハンを倒しに行くぜ!倒すって言ったって、峠でごっこ遊びをするだけで、駐輪してる相手のバイクのスタンドを払って、倒しておくわけじゃないからね。さて、いくぜ、はやと。おい、エンジンかかれよ、なにしてんの、お前。え?プラグが被った。ふざけんなよ、もー、お前面倒くさいな。排気ガスも臭えし。捨てちまうぞ。」
みたいな。キモいでしょ。
「はやと」と呼びたくなるような存在になれば、それはもう道具以上の価値を持っているのさ。
カスタマイズを始めたとき
自分流のカスタマイズを施し始めたとき、道具は道楽に近づくと思うんだよね。
ハンドルを変えたり、エンジンをいじったりすることで、道具は自分だけの特別な存在になるでしょ。
くれぐれも、自分流と自己流には気をつけて。だせぇから
ま、道楽ならなんでもおk。
目的から解放されたとき
効率や目的から解放されて、純粋にその行為を楽しむようになる瞬間。
それが道楽の本質じゃない?
バイクでどこに行くかではなく、走ることそのものを楽しむ。
そうなれば、道具は道楽になるんだよね。
僕と妻のエピソード
江の島に二人でデートに行ったんですよ。バイクで
僕はバイク乗りなんで、バイクで江ノ島に行くこと自体が楽しいことなの。
で、江の島に到着するじゃん。
「よし、帰ろう。」
「は?観光しないの?しらす丼とか食べないの?意味わかんない」
「ん?歩くの、嫌だよ。」
これが、僕と妻のバイクデート。
仕方ないよね、バイク乗りと結婚したんだから。
やばくない?ただの怖い話だよね。
プロ道楽師の心得
道楽を楽しむには、いくつかの心得があるので、しっかりと心に刻んでおくように。
道具に頼るだけでなく、どう使うかにこだわる
道具は使い方次第で、楽しさが激変する。
同じバイクでも、通勤だけで終わるか、休日のツーリングで特別な体験を得るかは、自分次第。
旅は、どこから来て、どこに行くか。
それだけ。
でもそれって、人生と一緒じゃん。
大事なのは道具じゃないんだよ。
道具に感謝する
道具があってこその道楽。
道具に感謝し、その性能やデザイン、美しさを愛でることが、道楽を深める秘訣だと思うんだよね。
僕が道具に感謝するのは、長く使い続けても、期待に答えてくれる時。
マジで可愛くなってくるんだよね。
持つことより使うことに価値をおく
高価な道具を持つことが重要なのではなく、その道具をどう楽しむか。
それが〜、いちばん大事。(おおごとじゃないよ、だいじって読むよ)
プロ道楽師を目指すのであれば、道具そのものではなく、それがもたらす体験に価値を見出しましょう。
どんな素晴らしいナイフを持っていても、ハマグリの身を貝から剥がすだけじゃもったいない。というか、使い方間違ってる。(キャンプで酔っ払うと、よくやるけど。)
そこで刃がボロボロになってしまっても、いいのよ。
楽しい時間を過ごせたことに、価値があるじゃん。
また研ぎ直せばいいし。愛すべしですよ
生活に道楽を
あなたの生活の中で、道具が道楽に変わった瞬間は、あるのかっていう話。
例えば、出刃包丁。
出刃包丁は魚を捌く道具だけど、ぶっちゃけ三徳包丁でもできないことはない。身がボロボロになるけど。
自分で研ぎ上げた出刃包丁で、釣ったニジマスを捌く感覚は、道楽の域に達してると思いませんか。
ガジェット好きの人間も同じだよね。
新しいスマホを手に入れることが目的ではなく、それを使って愛犬の写真を撮ったり、アプリを活用して、妻とのデートの予定を考えたりするときに、道楽が生まれる。
そういうもんだと、思うんだよね。
iPhone なんか、数世代前から凡人には使いこなせねーんだから。僕レベルになると、SEで充分よ。
道具と道楽の違いを理解せよ
つまるところ、道具と道楽の違いを理解することは、人生をより豊かにするキモだと思うんだよね。
道具をただの手段として見るのではなく、それを楽しむ心を持つ。
これがプロ道楽師の生き方。
道楽の素晴らしいところは、その楽しみ方が無限に広がること。
道具を超えて、その先にある体験や感動を追い求めることができるから。
いったん、騙されたと思って、やってみなさいって。
最後に、僕が好きな言葉を紹介しておきます。
耳かっぽじってインプットせい。
「道具を使いこなす者は、道具を超えた世界を観る。」
ではまた。
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