11歳年上の彼女との出会い
衝撃の出会い
今から6年前…。とあるアーティストのライブで、女性にチケットを譲ってもらえることになった。
その人が、妻となる(なっていただいた)ぷち子である。
Zepp Tokyo でタバコを吸って待っていると、小柄な女性が登場。もちろん、顔を合わせるのは初めて。本名も名乗っていない。なにか危険なことがあったら逃げられるように…。と、東京を知らない僕はビビっていたのだ。
とても可愛らしい女性で、「これ食べる?お腹減ってない?」ゆで卵を出してきた。
ゆで卵
ゆで卵…!? なぜ、ゆで卵なんだ。いつも、ゆで卵を持ち歩く人なのか?家庭的な人アピールか?っていっても、ゆで卵は家庭的なのか?塩はどうする?味はついているのか!?喉につまったらどうする?水は無いぞ。
ちょっと困惑した表情がバレたかも…。まずい、嫌われたらこの後のライブで気まずいじゃないか。
「塩、あるよ?」
「あ、ありがとう。」
あるんだ!!塩。びっくりだよ。アルミホイルに丁寧に包まれた塩。では、いただきます。
2人でゆで卵を食べる。うん、美味しい。安定のゆで卵だ。
「お茶あるよ。」「あ、どうも。」
って、いきなり間接◯スじゃないか!!この人、なんだろう。年上の女性ってみんな、こうなのか?それとも年下だから、からかわれているのか?とりあえず、黄身が詰まりそうだから、いただこう。
まさに、衝撃的な出会いである。初対面の僕にゆで卵。
後日談
結婚して、このエピソードを度々話す。なぜ、ゆで卵だったのか。
「だって、初対面の人に、私が握ったおにぎりじゃ、嫌でしょ?」
「え、あ、うん。そうだね。ゆで卵もどうかと思うよ。」
そこで、長女から衝撃の一言。
「そのゆで卵、私が作ったんだけど…。」
コメント