2000年代デジカメはなぜエモい?オールドコンデジに再び心を奪われた話
お世話になっております。
退屈な人生に生きがいを。プロ道楽師のまるこフランキーです。
今日はコンパクトデジカメ、コンデジのお話です。
数年前からでしょうか。「2000年代のデジカメの写りがエモい」ということで、若い子達の間でちょっとしたブームになっている事を知りました。
そのことを知った当時は、いつの時代も若い子というのは、どこに面白さを感じるのか分からないものだな、と思っていました。
なぜ今「オールドコンデジ」がエモいと言われているのか
「君たちの持っているスマホなら、エモくすることなんて容易でしょう。」そのように、若干バカにしてさえおりました。
ところが、今の僕の頭の中は、古いコンデジのことで埋め尽くされているのです。
僕は今、スナップ用にRICOHのGR3。プロレスやイベントなど、気楽に望遠が使いたい時はNikonのB500。本格的に撮影を楽しみたいときは、CanonのEOS Kiss X10というカメラを使い分けています。

25年前、高校2年で一眼レフカメラを買い、連写を躊躇うほど少ないこづかいで現像していた僕。一方でデジカメは、毎年のように画質がアップしていた時代です。
50万画素、100万画素、300万画素…。
「今度のカメラはすごい。」と、デジタル化の波にワクワクしていた黎明期。300万画素で乾電池式のデジカメに、黄色の映像端子を差し込んでブラウン管のテレビに映し出し、「きれいきれい」と喜んだものです。
今考えると、「きれいな訳ねーだろ。」と当時の僕に突っ込みたくなるのですが、当時300万画素というのは、本当にスゴかったのです。
また、メモリーカードから直接プリントアウトできる写真専用のプリンターを手に入れたり、時代の最先端を味わうのが本当に楽しかった。
そう思い返していたところ、気付いたのです。
そうか、これが今の若い子達にとって新鮮なんだな。
そもそも、メモリーカードというのがエモい。今となっては、ゲームも音楽も映画も全てダウンロードでしょ。TSUTAYAにビデオをレンタルしに行くなんて、体験したことない子がほとんどの世界線。
メモリーカードも色々あってね、それこそ各社がこぞって独自規格のモノを販売していた。SONYのメモリースティック、オリンパスと富士フイルムのXDピクチャーカード、色々あったんです。
容量も、32MBしかなかったりしてね。メモリーカード自体、64MB、126MB、256MBへと進化していくわけだけど、32MBだと、300枚くらいしか保存できなかったりして。
もっとも、連写性能もオモチャだったので、そんなに撮らないし、メモリーカードがいっぱいになる前に電池が切れるのが当たり前だった。
2000年代コンデジのスペックは本当に「低性能」なのか
そうか、そういうオモチャっぽいギミックが楽しい訳か。そうかそうか、この記事を書きながら妙に納得してきました。なんか、僕も欲しくなってきたな。
ということで、ヤフオクを見てみますでしょ。
それが、本当に楽しいのです。「あったなー!!」という懐かしさ。当時のTVCMのタレントさんと、キャッチコピーまで憶えていたりする。あぁ、僕は昔からヲタクだったんだ、と。
カメラの雑誌も2冊読んでましたし、戦闘機、ラジコン、ナイフ、トイガン、オートバイ、ギター、オーディオ…。毎月毎月よくもまぁ、趣味の興味で溢れていたなぁと、思い返したのであります。
今も昔もやってることは変わらんのだなぁ。結局、バイクを仕事とする訳ですけれども。仕事とはいえ、好きな趣味のモノを扱っているだけで、僕は道楽というものが生きがいになるということを昔から信じていたわけです。
話を戻して。
300万画素程度のデジカメをあえて運用してみる楽しさ。フィルムカメラの時代からありましたよね。僕もLOMOとかで撮影してましたもん。プラスチックレンズの写りが、夢の中にいるようで楽しかったなあ。
みなさんも、オールドコンデジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
いやぁ、僕ら以上の世代からしたら、デジタルというだけで、オールドではないんですけどね。今の子達には、オールドに見えるようで、それはそれでなによりです。
まるこフランキーでした。ではまた。



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