オートレース入門!初心者向け|ルールと楽しみ方をプロ道楽師がわかりやすく解説

バイクの話

オートレース入門!初心者向け|ルールと楽しみ方をプロ道楽師がわかりやすく解説

オートレースとは?

オートレースとは|バイク乗りなら絶対楽しめる身近なレース

バイクが好きな人は、オートレース場に観戦に行ったほうがですよ。

オートレースを観戦したことのないあなたは、バイク人生を損しています。

オートレース場の入場料は格安。

僕が通っている伊勢崎なんて、入場無料ですから。

つくばサーキットなら1観戦5,000円くらい。

オートレース上の運営を応援する意味で1日全12レースに100円かけたとしても1,200円。

オートレースをギャンブルだと捉えているともったいない。

オートレースは日本人が1番身近に体感できるレース競技だと思っています。

オートレースの楽しみ方|お金を稼ごうとせずに車券を買うともっと楽しい

ギャンブルだと思ってオートレースを観戦するのもそれはそれで面白いのですが、是非レースだと思って観戦してみてください。

彼、彼女たちも人生を賭けているのですから、レーサーの背景やストーリーも知っておくとより深く楽しめます。

レーサーの平均年収は1,350万円。

ただしそこは厳しいレースの世界。

勝てなければ稼ぐことはできません。

ベテランでも優勝したことがないかもしれませんし、デビューしたてで結婚したばかりかもしれません。

娘の高校入学の学費を稼がなければならない父かもしれませんし、バイクが大好きなただの変態かもしれません。

レジェンドのAさんと新人のBさんは師弟関係にあるが、Bさんは先日の落車がトラウマとなって、コーナーでアクセルを開けられないのかもしれません。

Aさんは、Bさんと同じG1レースに出場するが、弟子のBさんに親身になってアドバイスをしている。

Aさんは今回のレースに勝たなければ、引退を覚悟しているのに。

そんなストーリーがそれぞれのレーサーにあるわけです。

もう、それだけで泣けませんか?

僕はひとり、そんなストーリーを思い浮かべるだけで胸が熱くなるのです。

そんな人生を賭けたレースがほぼ毎日、どこかのオートレース場で開催されているって、どうかしてると思いませんか?

推しができれば勝敗に関係なく応援に熱が入って楽しめます。

オートレースのルール・特徴|シンプルな中にも様々な要素が複雑に絡んだ奥深い世界

オートレースはオーバルコースを左回りで周回するレースです。

一般的なクルマやバイクのレースだと、左右深さの違うコーナー、アップダウン、ストレート、S字、ヘアピンなど、複雑なコース設定になっています。また、タイヤ交換やガソリンの給油などのピットイン作業も見どころですが、オートレースにそのような複雑な要素は一切ありません。楕円形のオーバルコースを6〜8周するだけのシンプルなもの。

左回りしかしませんので、タイヤの接地面は左側だけ。

それぞれのレーサーは、天候、路面温度、バンク角の深さや、オーバルの深さ、進入スピードなどの要素でグリップ力を予測し、タイヤをカッターで削って、接地面を調整していたりします。

しかもピットクルーのような恵まれた環境は、オートレースの世界にはありません。

バイクのメンテナンス・調整もレーサー本人が行います。

その費用もレーサー本人の財布から出さなければなりません。

レースで勝ち続けていくには、バイクと会話できるほどのメカニック技術も必要なのです。

しかもオートレースのバイクにはブレーキが付いていません。

減速はエンジンブレーキのみ。

無駄な減速による失速は6周しかないレースでは致命傷となり、逆にオーバースピードで突っ込みすぎれば、大回りになってしまってインが空いてしまいます。

コンマ数秒の判断と操作により、勝敗が大きく変わる。

刹那的なレース展開がオートレースの醍醐味。

ブレーキがなければ、エンジンブレーキだけでの減速になるのですが、なんとオートレースのバイクにはギアが2速までしかありません。

つまり、スタート時の1速から2速に入れてしまえば、後はシフトダウンはありません。

1速から2速へのシフトアップのタイミング、エンジンの吹け上がりの調子、タイヤのグリップ、天候、路面温度、レーサーの精神状態、これら全てがシンプルな6周のオーバルコースで日夜繰り広げられているわけです。

オートレースを観戦してみたい

どこにあるの?|全国5ヶ所 身近にバイクレースが楽しめる

オートレースという競技についてお話してきましたが、僕の熱量が伝わったでしょうか。

僕はバイクに乗る人こそオートレースを観戦してほしいと思っています。

オートレースという熱いバトルを見てみたい!という気持ちになっていただけたら、是非このブログを最後まで読んでくださいね。

オートレース場は全国に5箇所。

川口 (埼玉)
伊勢崎 (群馬)
浜松 (静岡)
飯塚 (福岡)
山陽 (山口)


例えば、2輪の全日本ロードレース選手権が開催されるサーキットは、鈴鹿、もてぎ、SUGO、筑波サーキットなどがあります。4輪のSUPER GTなどは、それに加えて、富士スピードウェイと岡山国際、オートポリスなどがあります。

2輪の全日本ロードレース選手権が、全8ラウンドの開催に比べて、オートレースはその土地をホームとした所属選手たちが日夜バトルを繰り広げています。

これだけの頻度で開催されているレースはありません!ひとりのレーサーのデビューから引退までを応援することだってできるのです。

バイクレースは、スピード、音圧、迫力、におい、歓声など、多くの魅力があります。オートレースなら、開催頻度が多いため、レースの魅力を身近に体感できるオススメの道楽です。

どんな施設?|意外ときれいで充実している

オートレース場は意外ときれい!とはいえ、ギャンブルであることに変わりはありません。

予想が外れた車券を破り捨てて、怒鳴り散らす酔っ払いがいたり。ゴミや空き缶が転がっていたり、タバコ臭かったり…。

そんなイメージをお持ちではないしょうか。

昔はそうだったかもしれませんが、今は全くそんなことはありませんのでご安心ください。

別途料金を支払って、快適な環境でレース観戦ができるVIP席もあります。最上級クラスのプレミアシートであったとしても、人数で割れば1人3,000円しないくらい。空調の効いた個室で、モニター中継を見ながらの観戦が可能です。

でも、個人的なオススメは、やはり最前列。

G1のレースになるとさすがに席は埋まりますが、普段はどの会場も席はスカスカ。いつ行っても最前列で迫力のレースを楽しむことができます。

また、会場内のグルメも魅力的。

ラーメン、うどん、もつ煮、フライドポテト、焼きそば、などなど。大衆居酒屋的なメニューが大人気。酎ハイやハイボール、生ビールなど、アルコールの販売もされていますよ!

「勝ったら牛すじ食べちゃおうかな」みたいな、ささやかな幸せがそこにはあります。

また、VIPフロアではステーキ定食など、一般シートとの明らかな価格帯の違いも面白いです。

いつ開催しているの?|頻繁に開催していてナイターもある

レースは全国いずれかの会場で毎日開催されていて、ナイターもあるんですよ!中継やレースの様子を放送で見るのであれば、毎日観戦することができます。

詳細は、オートレース公式HPに開催日程がありますので確認しましょう。

公式HPでは全てのレース中継がアーカイブで残っていますので、今からレース観戦を始めても、推し選手のレースだけを追うことだってできるのです。これって、他のレースだったらあり得ない、非常に恵まれた環境だと思いませんか?

また、ナイターも定期的に開催されています。仕事が終わってからでもレース観戦ができるなんて、MOTO GPなどのロードレースではあり得ません。

1989年、伊勢崎オートレース場で、初めてナイターレースが開催されました。その後2005年には飯塚オート、2015年には川口オートでもナイターレースが開催されるようになり、現在3ヶ所のオートレース場で、ナイターを楽しむことが出来ます。

夜間の騒音対策の一つとして、川口や飯塚では消音マフラーが使用されており、これは最大で約90%の音量削減効果が得られると言われています。

バイク乗りのみなさんは「ん?」となるかと思いますが、川口はサイレンサーが必須ということはですよ、爆音の伊勢崎で活躍しているレーサーが川口でレースをしたら…。

その逆もしかりですよね。

そうなんです。この、ナイター開催以降、川口と飯塚がサイレンサー付きのマフラーになったことで、遠征に行った時のセッティングが変わるわけですね。どこをホームとするレーサーなのか、これもオートレースの楽しみ方のひとつです。

1レースが短いため、多くのレースを楽しめて、しかも他のスポーツやレースのように入場料やチケット代は、車券を買わなければ無料と言っても過言ではありません。これは観戦するでしょう!

観戦方法|爆音を味わいながらの現地観戦がオススメ

現地で爆音を味わいながらのレース観戦、公式HPのライブ観戦、過去のアーカイブ観戦。

オートレースは多様な観戦方法がありますが、僕のオススメは圧倒的に現地観戦!まだ会場でレースを観たことがないのであれば、現地での観戦をおすすめします。

僕が初めてオートレースを観たのは、小学生の時。

親戚のおじさんに連れて連れて行ってもらったのがきっかけです。

遊びに連れて行ってもらえるということで、僕とおじさんは出掛けたのですが、実はおじさんは、ギャンブルがやりたかっただけ。オートレースに連れて行ったことが帰宅後にバレると、おじさんは母に叱られていたのが懐かしい思い出です。

それでも当の本人は、バイクの轟音とスピード感、その迫力にメロメロ。その後、16歳になるまで月刊オートバイを立ち読みする少年へと育つのでした。

それが結局、バイク業界で働くきっかけともなり、いやはや運命とは数奇なものです。

僕は絶対に現地観戦をオススメしています。迫力がぜんぜん違うから!

持ち物|場外では天候に左右される

迫力のあるレースを1番味わえるのは、コースに一番近い野外席がオススメ。アリーナ場になっているので、爆音が会場内で響いて気持ちいいですよ。

もっと近くで見たいときには、オーバルコース手前の柵まで行くことができます。

ただし、コースに一番近い席には屋根がない会場もありますので、服装などの装備はしっかり準備していきましょう。

オートレースは雨天決行です。

屋根のない柵付近で観戦したい場合は、急な雨に備えて雨具も持って行った方が良いですね。

特に、G1など大きなレースでは席が確保できず、立ち見になってしまうこともありますので、雨合羽はあったほうが良いでしょう。逆に傘は周りの方への迷惑となりますので、控えましょう。

雨の日の観戦は、晴れの日とセッティングがズレますので、順位が変動して面白いのですし、雨が降るかな、降らないかな、という微妙な天候でのレースも、予測が難しい。どんなセッティングにしてくるかは、ある意味ライダーもギャンブルをしているわけです。

観戦者の僕らとしては、濡れてしまった場合に備えて、タオルがあると便利です。

逆に、晴れの日は、ツバ付きの帽子や、サングラス、日焼け止めもあると良いでしょう。

また、ナイトレースになると蚊がいる会場もありますので、虫除けスプレーもあるといいですね。参考にしてみてください。

服装などの装備とは別に、双眼鏡があるとレース観戦がさらに奥深いものになります。

スタート前の緊張感がレーサーの深呼吸で感じ取れたり、接触スレスレのバトルの緊張感を見ることができます。そんなに、高い倍率でなくても充分ですので、双眼鏡はあると良いでしょう。

僕が双眼鏡を持っていって良かったと思ったエピソードを話します。

オートレースのバイクには、セルやキックがついていませんので、1人ではエンジンをかけることができません。レーサーひとりにつき、押しがけをするサポーターがいるのですが、彼らも一緒にレースを戦っている同士。

スタート直前、サポーターに会釈をしたり、手を挙げたり。緊張するレースの前でも、感謝の意を示す余裕があるのかどうか。なかには、サポーターがレーサーのことを好きすぎて、全力で「いってらっしゃい」をする姿は、それだけでも涙してしまいます。おっさんになると涙もろくてダメですね。

チャリロトならクレカで競輪・オートレースが楽しめる

車券の買い方

現地|移動やマークシート記入が面倒

オートレース場の施設内には、車券を買うための窓口が複数箇所あります。

そこで、勝敗を予測して、鉛筆でチェックしたマークシートを自動販売機に差し込みます。

あとは、お金を投入して買うだけ!

ただし、オートレースには『試走』という、予選のような模擬レースがあり、各レースの前に試走をおこないます。そこで出た100mタイム計測が発表されてからが予想タイムとなります。このタイムは、マシンのコンディションを測る上では重要な要素です。

しかし、より多くの情報を得ようと、試走をコース間近で見ると、車券の販売窓口までが遠いのなんの。毎レースごとに結構な距離を移動することになります。

そこで、今はスマホアプリで車券が買えるようになりました!というのが、次の話。

アプリ|チャージして買うだけで簡単

スマホで競輪・オートレースを楽しむならチャリロト!がオススメ!

チャリロトは、全国すべてのオートレース場の車券が買える唯一の民間投票サイト。他にも、「競輪」「競輪くじ」「当たるんです(オートレースくじ)」などの車券を買うことができます。

しかも、会員登録をすると、普段お使いのクレジットカードや銀行口座からチャージが可能。

登録費、年会費は無料なので、観戦が少ない方でも安心ですね。

また、オートレースのビッグレースでは、専門予想紙が無料で読むことができます。予測紙を勉強して、レースの背景を学ぶのも楽しいですよ!

また、チャリロトでは車券購入金額応じて最大5%の還元があります。これは、業界最大級の還元率ですので、お得にレース観戦が楽しめますね。これからオートレースを観戦してみたいと考えている方にオススメです。

予想のポイント|推しのレーサーを見つけよう!

いかがでしたでしょうか。

オートレースは、ただお金を賭けるためだけのものではありません。

その真の魅力は、バイクの美しさ、迫力、熱いバトルにあります。心を震わせる爆音のエンジン音、スピード、ライダーの一瞬の判断力と勇気!

これらすべてが重なり合って、オートレースというスポーツは独特の魅力を放っています。

賭け事だということにとらわれず、純粋にレースそのものを楽しむことが、オートレースの深い魅力です。


オートレースを観るときは、刹那的な瞬間に注目し、ライダーたちが魅せる緊迫した競り合いを心から楽しんでみてください。

それが本当のオートレースの魅力です。

お金を稼ごうとせずに純粋にオートレースを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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まるこフランキーでした。ではまた。

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