カップ麺でも幸せだった僕が、妻の手料理で変わった話

プロ道楽師 バツ3熟女と結婚した話

カップ麺でも幸せだった僕が、妻の手料理で変わった話

お世話になっております。

ピッコロモータース代表☆プロ道楽師のまるこフランキーです。

正直に言いますけど、僕。

昔は食事に対して全然こだわりがなかったんですよ。

ファイト一発!肉体疲労時の栄養補給だけ「アレ飲めばいいじゃん?」って人間でした。

というのも、バイクのローンで、数年間はカップ麺しか食べられない経済状態でしたから。

お腹が満たされればそれでOK!

むしろ時間がもったいないって思ってたくらいで。

やりたいことがたくさんありましたから。食って早く遊びたい。

バイクでどっか行っても、缶コーヒーしか飲んでいませんでした。

おかげさまで、身長170cm、体重50kg未満というアスリート並の体脂肪率。

そんな僕が11歳年上の妻と結婚して、一緒に食事をするようになってから、考え方が変わりました。

「ラムネ(ブドウ糖)食うと動ける。」なんて言ってた過去の僕に、今ならこう言いたい。

「食事はただの作業じゃなくて、人生を味わう時間なんだぞ」って。

結婚して最初のうちは、正直、毎日ちゃんとご飯を作ってもらって、食べる。

ってのが、ちょっと面倒に感じてたんです。

「何食べたい?何食べたい?」質問の毎日。

そんなに食べたいものないよ、毎日サッポロ一番って答えるのも失礼だし、結構困ったものです。

だから妻は探り探り。「パクチー好きでしょ?今日はトムヤムクンを作ってみたよ!」って。僕は人生初めてのトムヤムクンを飲み込むことができずに、全部残してしまったり。

僕はパクチーが大好きで、サラダでバリバリ食べちゃうくらいに好きなのですが。酸味に衝撃を受けて、 「うっ…」と顔をしかめてしまったんです。 

あるいは妻は、あまりにも痩せていた僕を、正常値に戻そうとして、毎日おいしい料理をたくさん作ってくれました。

そしたら、ウェイトが増えたのは妻だけで。

僕は胃下垂だから、太れない体質だったということに気づきます。

Schottの店員さんに「モデル体型ですね!」って言われても、「ガリガリを言い換えただけじゃん。」って卑屈に捉えていたくらい。

それくらい、食事に関しては無知で、自分の体型にも興味がなかった。

そのうちに、妻が作ってくれた料理を一緒に食べる時間は、ただの栄養補給じゃないことに気づいたんですね。

料理は、人に作ってもらうのが一番美味い。

妻は娘ふたりのお母さんとして毎日料理作っていたのだから、僕と結婚した瞬間から料理がめちゃくちゃ美味かった。

プロレスや万年筆の話、仕事の話をしながら「美味しいね」って会話しながら食べる時間が、何よりの宝物。

「ミルク感あるコッテリとした杏仁豆腐と、給食のフルーツポンチに入っているような杏仁豆腐、どっちが好き?」なんて。質問を考えるのも、答えるのも面倒くさいくらい。

細かなすり合わせがあってこそ、夫婦というのは理解が深まっていくのだと思います。

「食事って栄養だけじゃないんだな」って、やっと気づいたわけです。

ただし、僕の場合は、カップ麺でも全然いいのは、今も変わっていない。

悪い意味ではなくて、妻と一緒に食事していれば、カップ麺でも最高だということ。

ちょうどバイクでも、アルミの鍛造削り出しに飽きて、鉄が好きになり始めた頃。

鉄の中華鍋を買ったのですが、うまくパラパラの炒飯ができずに、毎日毎日チャーハンを作っていました。

実は僕、昔から料理は嫌いじゃなかったんです。

小学校のときから豚の角煮とか、生姜いれて作ってた。褒められるから

いつからだろう、栄養が取れればそれでいいと思ってしまったのは。

フライパンは全部鉄のプロ仕様のものを買って、鋳物ならダッチオーブン、スキレット、ステーキ皿まで揃えました。昔からとにかく色んなモノに全力で投資する。

女の子に「得意料理は〜♡ミネストローネとか〜、肉じゃがとか〜。」って言われましても。僕が作る肉じゃがが、一番美味いに決まってるじゃん。だって、自分が好きな味にするのだから。って、ガチで思ってましたからね。

でもね、結婚してから気づいたんです。

大切な人のために作る料理って、全然違うんだなって。

「相手を想って作る」ってところが、ただ美味しいものを作るのとは、全然違う。

それは、女性がマーケティングとして料理を披露するのとは全然違うし、男性が経済力をアピールするために高級な食材を使うのとも全然違う。

そこに気づいてから、料理ってただの作業じゃなくて、愛情を込める行為なんだなって思うようになった。

妻の好きな食材を聞いて日頃からメモっておいたり、疲れてる日にはちょっとホッとする味を意識してみたり。

それは、家庭だけではなく、ラーメン屋でも回転寿司でも、マクドナルドでも、人の為を想って調理されてれば何でも美味いんだよ。

そういう意味では、チキンラーメンだって、人の為を想って生まれたでしょ?安藤百福のことを、僕は尊敬してるので、一生チキンラーメンでも文句言わないし。

食卓って、ただ食べ物を並べるだけの場所じゃないんですよね。そこで交わす会話、笑い合う時間、時には沈黙すらも共有する。

全部が「夫婦の時間」なんだって思うのだけれど、キモいですか?

キモいんでしょうとも。うち夫婦は何年経っても惚気てますから。

栄養はもちろん大事。

でも、それ以上に「一緒に食べる」ってことが、夫婦関係を豊かにしてくれてるんだなと、今は心からそう思います。

ということは、ひとりならBASEパンかじってればいいかって言うと、それもまた違う。

プロ道楽師は、すべての感覚を研ぎ澄まさなければならないため、目隠しをしながらアボカドをわさび醤油で食べることだって修行。

結婚して変わったことはいろいろありますけど、食事への考え方の変化が、僕の中でいちばん大きな出来事でした。

もし、昔の僕みたいに「栄養が取れればそれでいい」って思ってる人がいたら、ぜひ言いたい。

結婚はいいものだぞ?

大切な人と一緒にご飯を食べる食卓は、人生を豊かにする魔法陣。

今日は妻とふたりで、はま寿司を食べながら「広島県産の牡蠣を110円(税込)でいただける日本に感謝しないとね。」って、「美味しいね、美味しいね」って会話できることが、大切だな。一蘭もいいけどね

ではまた。

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