バイクの仕事!好きなことを仕事にすると嫌いになるどころかメリット最強|後悔しない転職のために
お疲れ様です。まるこ氏です。
「好きなことを仕事にしていきたい。」
それができたらどんなに幸せか、このようにお考えの方が多いのではないでしょうか。
僕は高校1年の時からバイクに乗り、大学生の時にバイク用品店でアルバイト、そのままバイク業界へ就職しました。
現在39歳、バイク業界16年、これまでいろいろな仕事をしてきましたが、全てバイクに関わる仕事だけをやってきました。
・バイクの知識を活かしてお金を稼ぎたい。
・好きでもない仕事にやりがいを感じられない。
・仕事のストレスから解放されたい。
そう感じている方は、「好きなことで楽しく仕事ができれば、熱意を持って働けるので最強」だと思うでしょう。
一方で「好きなことを仕事にするって本当に大丈夫なの?」という疑問もあると思います。
そこを解消しながら、今から転職できるバイク業界についてお話していきます。
できること・やりたいこと・求められていることのバランス
なぜ『今から転職できる』に限定しているかというと、例えば「工業デザイナーになって新型『隼』を開発したい!」とか。それは大変、夢のあるお話ですが、そういうアホな考えを抱けるのは学生時代だけ。
一度でも就職という人生イベントを体験してしまうと、降りるのが大変ですよね。逆にアホになって、やりたいことを押し通せるのなら、転職なんてこわくない。
その点で、今の仕事を辞め、整備学校に通って整備士になる。あるいは、働きながら実務と学科の勉強をして整備士の資格を取るというのも難義。ですので、今回は割愛します。
「ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね。」このような勇者は、今この瞬間もやりたいことに熱中していて、この記事にたどり着いていないはずです。
※僕はアホになることは、素晴らしいことだと認識しています。アホになれる人の方が成功することは確かです。
今からでも転職できるバイク業界の仕事
①販売営業
1番イメージしやすいバイクのお仕事ではないでしょうか。
お客さんの思いを実現するべく、自分のバイクの知識をプラスして提案することで感謝される素敵なお仕事です。
一方で、新車だと特定のメーカーに限定されたり、商品に対する深い知識が要求されます。
また、中古車であれば、バイク全般に対する深い知識と、想定しうるトラブル対処などの営業話術も必要になってきます。
いずれにしても、お客様に対して、正しい知識と有益なアドバイスをするためには『学び続ける覚悟』が必要ですね。それがないと結局は、どの業界に行っても通用しません。
②買取営業
バイク買取専門店での訪問型営業です。
この業界は、転職時はバイク全般に詳しくなくても仕事ができる即時性があります。
大手であれば、マニュアル化された営業ノウハウ、上司・同僚のやり方を学ぶことができますし、新入社員時代は買取額の決定権もありませんので、バイクを見る目はそこまで必要ないのかもしれません。
バイクを手放すエピソードに共感する心、営業としての傾聴力を持ってすれば、バイクの知識は二の次です。また、お客様の1番の関心事は、いくらで買い取ってくれるのかということ。買う時のワクワク感とはことなり、現実的でシビアな世界です。
比較的転職しやすい業種ですが、ひとりでトラックにバイクを積むことができる技術、暑い日も寒い日もお客様宅まで出張し続ける体力が必要です。
③バイク用品メーカー
オートバイ用品の総合メーカーであれば、担当するカテゴリにより業務内容が変わります。また、商品企画~製造~生産管理~営業~アフターなど、担当範囲によっても業務内容は多岐にわたります。
逆に中小のパーツ・用品メーカーであれば、ひとりの役割の範囲が広く、色々なことを経験できる楽しみがあります。
バイクに関わる仕事がしたいとはいえ、
・やりたいこと
・やれること
・やるべきこと
上記3つをしっかり考えて会社を選ばないと、結局「思ってたのと違った、転職したい」だなんだと『隣の芝生は青い』状態に陥ります。
④バイク用品店
商品の発注・品出し・接客・レジ・PIT受付など
楽しいこと盛りだくさん。
ただし、趣味程度の間違った知識をお客様に話してしまうと、お店の信用にかかわります。
新製品が続々と出てくる中、常に勉強し続ける覚悟は必要です。
また、自分の知識が活かせるかどうかはお店次第。
もう少し具体的に言うと「NSRの知識なら誰にも負けない」と強みを持っていても、そのお店にニーズがあるかは別。ヘルメット・ウエアなどの用品系に強いショップや、モンキーなどの4minin特化した売り場など、特色に合わせて勉強し直す必要があります。
⑤バイク便
お届け物を早く届ける役割を担うバイク便。
自分のライディングで稼げる魅力はありますが、プロとなると仕事は仕事。
暑い日、寒い日、悪天候の日、どんな時も、安全に依頼品を運ぶ責任感が必要です。
また、一般の運送業同様、自分の免許証の点数は死守しなければなりません。
交通状況を見定める経験と勘は、会社は教えてくれませんので、自分で見つけて、自分で守らないといけません。
そして、相棒となるバイクの傷みは尋常じゃありません。
耐久性・信頼性におけるバイクを使用し、愛情をもったメンテナンスを施す几帳面さも必須です。
感情によって運転のクオリティが変わるような雑な人にはオススメできないお仕事です。
まとめ
いかがでしょうか。『今から転職できる』バイク業界の紹介でした。
僕の経験から『好きなことで楽しく仕事ができれば、熱意を持って働けるので最強』に嘘はありません。
しかしながら、どんな仕事も良いこともあれば悪いこともある。
もし、転職をしてもすぐ、他の仕事に目移りしてしまうのであれば『自分はなにを成し遂げたいのか』を深く考えて、行動することをオススメします。
仕事は手段であって目的ではありません。
プロ野球選手になることは手段。極論、本来の目的が『カッコいい大人になりたい!』であれば、プロ野球選手でなくてもよいのです。
そこを認識しておくことが大事かと思います。
さいごに、お金持ちになることが目的であれば、バイク業界はオススメしません。
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